1. TOP
  2. お経
  3. 般若心経ってなに? 超入門般若心経1

般若心経ってなに? 超入門般若心経1

5c1db5e2bf10114508009e6934575bff m

「般若心経」といえば、
最も有名なお経の一つ。
案外誰でも知っているお経の一つ。
一回は唱えたことのあるお経の一つ。

ですが何が書いてあるかさっぱりわからない「般若心経」
漢字ばかりでとっつきにくい「般若心経」
お唱えするときはなんだか呪文のよう聞こえる「般若心経」
しかし、「般若心経」はれっきとした文章なので翻訳(解読?)することが出来ます。

このブログでは、一つ一つの単語のの意味を押さえながら、翻訳・説明してみたいと思います。

翻訳といえば単語の説明になりがちですが、単語の説明だけではつまらなくなってしまいますので、仏教や、般若心経の楽しい話題などもおりまぜて進めてみたいと思います。
では般若心経の世界へ参りましょう。

これが般若心経です。

こちらが般若心経の全文です。
全部で262文字。
各行の上にある番号は行番号です。
今回便宜的に入れてみました。(実際の経本には行番号は入っていません)


般若心経 行番号

題名は摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみたしんぎょう)

さて、本や文章には題名があります。
般若心経の題名は「摩訶般若波羅蜜多心経」(上図の一番右の行)です。
題名が分かれば何が書かれているかが分かりますのでまずは、題名「摩訶般若波羅蜜多心経」を訳していきます。

この文章はつぎのような単語に分けます。
「摩訶・般若・波羅蜜多・心・経」

摩訶(まか)はマハ・ラジャの「マハ」

「摩訶」はインド語の「マハー」を漢字に当てたものです。
大王様のことを「マハ・ラジャ」と言いますよね。その「マハ」です。
般若心経に限らず多くのお経は印度から中国にはいり、中国語に翻訳されました。
翻訳の時には全て中国語にしたのではなく、印度の言葉のままのほうがニュアンス的に良いものなどは、その音を漢字に当てました。
そのことを「音写」といいます。
今でも「Coca・Cola(コカコーラ)」は中国語では「可口可楽」と書きますね。

般若(はんにゃ)といってもお面ではありません

「般若」はインド語の「パンニャー」を音写したものです。
(般若のお面を想像する方が多いと思いますが、全くの別物です)
パンニャーは「智慧」と言う意味です。ちえは「智慧」と「知恵」の二つを書きますが、般若のちえは「智慧」を使います。

ここまで「摩訶・般若」を日本語にすると「大いなる智慧」ということになります。

波羅蜜多(はらみた)とは「彼岸」

「波羅蜜多」は印度の「パーラミーター」という言葉を漢字に当てたもの、音写です。
パーラミーターには二つの意味があり、一つは、「渡る」という意味です。
川を渡るとか横断歩道を渡ると同じ、「渡る」です。
もう一つは、渡るさき、目的地のことをいいます。
その目的地は、仏様が悟りを開いた世界・悟りの場所です。
(この悟りの場所を「彼岸といいます、ちなみにこちらの世界は「此岸」といいます。)
二つの意味を合わせると、パーラミーターは「悟りの世界へ渡る」もしくは「悟りを開く」となります。
こちらのブログも参考にして下さい
お彼岸2 究極のセルフマネージメント「六波羅蜜」

心(しん)

心(しん)はやはり「こころ」

「心」「こころ」です。
インド語では「フリダヤ」といいます。
心はとても重要なものですので「中心・なくてはならないもの・肝心かなめ」の意味になります。

経(ぎょう)

「経」はそのまま、「お経」です。
インド語ですと「スッターンダ」です。

258271a26249bf28e9a762e42e40c45e s

全部つなげるとどうなる

「摩訶」 = 「大いなる」
「般若」 = 「智慧」
「波羅蜜多」 = 「悟りの世界へいく、悟りを開く」
「心」 = 「肝心かなめ」
「経」 = 「お経}

これをつなげると
「大いなる智慧によって悟りを開く、肝心かなめのお経」
となります。

大いなる智慧によって悟りを開く、肝心かなめのお経

「般若心経」には「大いなる智慧によって悟りを開く、肝心かなめのお経」です。
それはどのような内容なのでしょうか。
これから「般若心経の楽しみ方・味わい方」を一つの言葉に焦点を当てながら、そして仏教やお経にまつわるエピソードを交えながら解説をしていきます。

仏壇と仏具 ディ・アーナ  インフォメーション

ホームページ「いのりとご供養の専門店 ディ・アーナ」
http://www.di-ana.net/
フェイスブックページ「いのりとご供養の専門店 ディ・アーナ」
ぜひとも「いいね!」お願いします!!
www.facebook.com/shop.of.diana/
お問い合わせ・ご連絡はこちらから
http://www.di-ana.net/toiawase/
メールでのお問い合わせはこちらから
info@di-ana.net