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第6回仏具の世界 七福神の世界

七福神

七福神

七福神は人々の幸福と財福の願いを叶えてくれる神さま達です。
七福神は
恵比須
大黒
毘沙門天
弁才天
福禄寿
寿老人
布袋
の七神で宝船に乗っています

七福神の出身地

七福神の出身地(源流)は日本・インド・中国にわたり、大変に国際的な神さま達です。
それぞれの神さまの出身地や言い伝えは次の通りです。

恵比寿さま

出身地は日本です。
イザナギ・イザナミの尊の第三子の蛭子尊だと言われています、海の向こうから幸せをもたらす客神(まれびと)と言われています。

大黒様

マハーカーラというインドの神さまです。
つまり、インドの神様が源流です。
この神さまはシヴァ神の化身で戦闘や破壊を司る神でもあったし地天の化身とされ福をもたらす神さまと言われています。
その神さまが中国に渡って日本に渡ってくるうちに台所(厨房)の神さまになりました。

巳沙門様

毘沙門天様とも呼ばれています。
毘沙門天さまは四天王の内のお一人です。
須弥山の北方を護っている神さまです。
別名「多聞天様」ともよばれています。

弁財天様

一般的には弁天様と呼ばれています。
出身はインドのようです。
ヒンドゥー教の河川を護る神さまで、さらに音楽を司る神さまでしたが、財福をもたらして欲しいと思う人の気持ちから「弁財天」と呼ばれています。

福禄寿様

中国の民間信仰の神さまです。
しかし一説には琉球の出身となっていることもあります。
手にしている杖に付いている巻物には人の寿命が書いてあると言われています。

寿老人様

寿老人さまは福禄寿さまと同一視されています。
シカを連れていてその肉を食べれば二千才の長寿を得られることが出来るといい、手にした扇子は災難・厄除けをしてくれると言います。

布袋様

唯一の実在の人です。
中国の唐の時代の禅僧で、いつも半裸で杖を持ち大きな袋を担いで全国を回っていたそうです。

世界の神様が日本に集まり七福神になりました

出身地別にみるとインド五人、中国一人、日本一人でこの方々が日本で七福神となってみんなに福を分け与えてくれていることになります。

この福の神たちがが宝船に乗ってやってくれば、どんどん福が舞い込んでくるように思いませんか。

青梅の七福神巡り

七福神まっぷ七福神と言えば七福神めぐりがあります。

七福神めぐりは東京が発祥の地らしいですが青梅にも七福神をお祀りしているお寺があり七福神めぐりが出来ます。

恵比須さま清宝院
大黒さま延命寺
毘沙門天さま宗建寺
弁才天さま玉泉寺
福禄寿さま明白院
寿老人さま聞修院
布袋さま地蔵院
各御寺院を巡れば青梅七福神めぐりです。
青梅に来た際には、七福神めぐりをされてはいかがですか。