お彼岸1 お彼岸は日本独自の仏教行事
お彼岸の基礎
お彼岸は、春分の日と秋分の日を中日として前後3日間、計7日間行われます。
お彼岸には、お寺参りやお墓参りをしたり、春には「ぼたもち」秋には「おはぎ」などをたべてご先祖様をご供養します。
お彼岸は日本独自の仏教行事とされ、聖徳太子の時代から始まったといわれていますが平安時代初期から朝廷で行われ、江戸時代に年中行事化しました。
ナゼ春分の日・秋分の日がお中日なの?
さて、なぜ春分の日と秋分の日を中心にお彼岸になったかを見ていきたいと思います。
この春分の日・秋分の日を「お中日」と呼びます。
(春分の日と秋分の日はこれから説明する特徴が一緒ですので今は秋ですので秋分の日に統一します。春になったら春分の日と読み替えて下さい)
秋分の日は、昼の時間の長さと夜の時間の長さが同じになる(だいたいですけれど)日です。
同じになるとは真ん中です、仏教では真ん中のことを「中道」といいます。
「中道」とは?仏教のキモ
中道とは二つの物の真ん中とは捉えずに、二つの矛盾する極端な立場のどちらからも離れた自由な立場と捉えました。
どうです、何か深い教えのような気がしませんか?
そしてこの「中道」を実践するのが大切と伝えました。
お彼岸は、「昼夜が同じ時間」→「真ん中」→「中道」と連想ゲームのように「中道」を思い出して、仏様の教えを確認・実践するのに良い日かもしれませんね。
極楽浄土に最も近い日
秋分の日は真東から朝日が出て、真西にお日様が沈みます(これもだいたいですけれど)。
西は古来より阿弥陀様がいらっしゃる浄土、すなわち「西方浄土」があるといわれていましたので、お日様が真西に沈む日は、一番その西方浄土に近づくと考えられていました(西方浄土は「極楽」すなわちご先祖様がいらっしゃる場所です)。
つまり極楽に一番近くなる日ということで、日本独自の先祖崇拝と結びついて、先祖供養やお墓参りの行事になりました。
お彼岸は毎年同じ日だとはかぎりません
お彼岸にはもう一つ大きな特徴が有ります。
それはお彼岸期間は、年によって日付が変わることがある、ということです。それは、年によって秋分の日が変わるからです。
ちなみに、今年2016年の秋のお彼岸は、9月19日から25日となります。
悟りの世界へ行く大事な修行「六波羅蜜」
お彼岸はお墓参りをする大切な期間ですが、もう一つ行いたいことがあります、「六波羅蜜」です。
六波羅蜜とは、悟りの世界に行くための六つの修行です。
どのような修行かというと
○布施 →自分に出来ることは惜しみなく与え、見返りを求めないこと
○持戒 →お釈迦様の戒めを守り、毎日の生活に活かしていくこと
○忍辱 →怒ったり恨んだりせず、我慢すること
○精進 →修行を行いつづけること
○禅定 →心の平安を保つこと
○智慧 →仏様の智慧で心を養うこと
です。
この六つの修行とお墓参り、つまり6+1=7つで1週間を過ごしましょうということです。
お彼岸とは、ご先祖様供養と自分自身の修行が出来るすてきな「仏教週間」というお気づきになったでしょうか?
では六つの修行は、どのように行うのか?
それについては、次回のお楽しみ!
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