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涅槃会 2月15日はお釈迦様の命日

涅槃会

涅槃会は「ねはんえ」と読みます。
「会」と書いて「え」と読みます。
さて、涅槃会とはどのような行事でしょうか。

お釈迦様の命日の法要

お釈迦様が入滅した日の2月15日に行う法要を涅槃会といいます。
入滅とは亡くなる事です。
そして法要ではお釈迦様が亡くなったときの情景を描いた「涅槃図」を掛けます。
ですので、多くの御寺院では、涅槃会の前後に「涅槃図」を掛けられるところが多いです。

お釈迦様の命日

没年は諸説ありますが、紀元前486年くらいとされています。
日付はヴァイシャーカ月(パーリ仏教の2月)満月の日(旧暦では満月は15日)ですので日本では2月15日とされています。
亡くなったときの年齢は八十歳でした。

涅槃図とはどのような絵?

涅槃図は、お釈迦様が亡くなったときの情景を描いた絵です。

中心にベットのような壇が有りその上にお釈迦様が寝ておられます。
寝姿は頭を北に右手を枕にしています。ということは心臓が上で胸は東を向いています。
場所はインドのクシナーラというところにある、サーラ樹(沙羅双樹)の林です。

お釈迦様の周りには十大弟子を始め菩薩や天部大勢の男女、それだけではなく多くの動物たちが描かれ皆悲しんでいます。
天からは阿那律尊者(あなりつそんじゃ)を先頭に摩耶夫人(まやぶにん)がおりてきます。
そして天空にはお月様が描かれています。

このような絵画一般的ですが、四角や縦長の形式、八相図が描かれているものもあります。

涅槃図

最後に 四相

お釈迦様の生涯には様々な出来事がありました、大きな出来事として誕生・成道・初転法輪・涅槃が有ります。
そのことを「四相(しそう)」と呼びます
誕生は、お釈迦様が誕生したとき。
成道(じょうどう)は、お釈迦様が悟りを開いたとき。
初転法輪(しょてんほうりん)は、その悟りを初めて説いたとき。
涅槃は、お釈迦様が亡くなったとき。
そして今は、誕生の法要として「灌仏会(かんぶつえ)」「花祭り」を行い、成道は「成道会(じょうどうえ)」を行い、涅槃は「涅槃会」を行っています。
それぞれの行事はその時に書きたいと思います。
※釈迦についてや涅槃会のいわれや行事については諸説あります。

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