お仏壇のお掃除やってみませんか お彼岸のお話3
今日はお彼岸のお中日。
お墓まいりに行かれる方も多いのではないのでしょうか?
お墓まいりに行ったときには、お墓をお掃除して、清めてからお参りもしますよね。
それと同じようにお家のお仏壇のお掃除をされましたか?
なかなかできないお仏壇のお掃除,、この時を生かしてやってみませんか?
お掃除は意外と簡単、そしてお彼岸の肝「六波羅蜜」にも通じます。
お彼岸の復習
お彼岸は、春分の日と秋分の日を中日として前後3日間、計7日間行われます。
お彼岸には、お寺参りやお墓参りをしたり、春には「ぼたもち」秋には「おはぎ」などをたべてご先祖様をご供養します。
そして、「彼岸」へ渡るために「六波羅蜜」を修行する「仏教週間」でしたね。
実際に、修行をしてみましょう
ではせっかくの仏教週間ですので、修行をしてみましょう。
(本当は仏壇のお掃除です)
「六波羅蜜(ろくはらみつ)」の中身は、
①布施(ふせ)
②持戒(じかい)
③忍辱(にんにく)
④精進(しょうじん)
⑤禅定(ぜんじょう)
⑥智慧(ちえ)
の六つでした。
何をするか迷いますが、ここでは「六波羅蜜」の肝(きも)の「布施行」を実践したいと思います。
いきなりお布施ですか?
布施行には、
①お金や品物で布施をする「財施(ざいせ)」
②奉仕・サービスなどの体を使って布施をする「身施(しんせ)」
③法を説く・お話しするなど言葉のお布施「法施(ほうせ)」
があります。
中でも、やろうと思えば誰でもすぐに出来るのが「身施」です。
そして、身施の代表としてオススメなのが「お仏壇のお掃除」です。
お仏壇のお掃除は、いがいとかんたん!!
お仏壇のお掃除と言っても難しことはありません。
以下の4つのステップを踏んでいただければ、短時間で、お仏壇がサッパリ、スッキリしますよ。
ステップ1:お掃除の準備
・お仏壇の中からご本尊様・お位牌・仏具などすべて出す。
★ポイント
新聞紙などを拡げてその上に並べるなど、一カ所にまとめておきましょう。
そうすればあとでしまい忘れが無くなります。
ステップ2:本尊様・お位牌・仏具のお掃除
・ご本尊様やお位牌はハタキでホコリを落とす。
・仏具などは柔らかい布で軽く拭く。
★ポイント
・金箔の部分や漆の部分などは布で拭かないでください、
剝がれてしまう恐れがあります。
・布は出来るだけケバ立たないものがよいです、
何度か洗濯をしたタオルなどが最適です。
仏壇専用の布を使っていただいても結構です。
・化学ぞうきんなどは仏具仏壇がシミになる恐れがありますので、オススメできません。
ステップ3:仏壇のお掃除
・全体的にハタキを掛ける。
・木の部分は固く絞った布で軽く拭く。
★ポイント
・ステップ2と同じです。
金箔や漆の部分や、使用する布に注意をしてください。
ステップ4:お彼岸のお飾り
・お掃除が終わったら、ご本尊様・お位牌・仏具を元の場所に戻す。
・経机もしくは小さなテーブルに香炉やおりんなどをのせ、仏壇のお膳の上に仏膳椀、高月などお供物を盛りつける。
これでお掃除は終わりです。
意外に簡単です。
お仏壇のお掃除がすんだら、お線香やお供えして、仏様に近況などお話しなさったらいかがでしょうか。
お掃除は布施行の全てが出来ます
実は、お掃除が終わってからのお供えは布施行の「財施」、お話は「法施」になります。
つまり、お掃除は
お掃除を施した「身施」
お供えを施した「財施」
お話を施した「法施」
のすべてが出来たことになりますね。
ぜひ、ためしてください。