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第3回仏具の世界 十三仏の世界

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十三仏の仏様のお名前知っていますか?

今回のテーマは「十三仏」です。

なぜ、ご葬儀や年忌、お盆やお彼岸に十三仏をお祀りするのでしょうか。
それは十三仏に描かれている仏様達はその時々の守護・供養を導く仏様だからです。

次の様になっています。

初七日忌           不動明王(ふどうみょうおう)
二七日忌           釈迦如来(しゃかにょらい)
三七日忌           文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
四七日忌           普賢菩薩(ふげんぼさつ)
五七日忌(さんじゅうごにち) 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)
六七日忌           弥勒菩薩(みろくぼさつ)
七七日忌(しじゅうくにち)  薬師如来(やくしにょらい)
百カ日忌           観音菩薩(かんのんぼさつ)
一周忌            勢至菩薩(しせいぼさつ)
三回忌            阿弥陀如来(あみだにょらい)
七回忌            阿しゅく如来(あしゅくにょらい)
十三回忌           大日如来(だいにちにょらい)
三十三回忌          虚空蔵菩薩(虚空蔵菩薩)

それぞれ仏様はどのような役割なのでしょうか?

十三仏の仏様達はそれぞれの回忌で何を導いてくれるのでしょうか。

実は、あの世ではそれぞれの年忌で亡くなられた方をどの様にするか会議(裁
判)をしています。

裁判官は十王

裁判官は十王と呼ばれる仏様達です。閻魔様も十王のお一人です。

弁護士は十三仏

そして弁護士が十三仏の仏様達です、十三仏の仏様達はご先祖様のために一生懸命、弁護をしてくれています。

十三仏をお祀りして「どうかご先祖様をよろしくお願いします。お守り下さい。お導き下さい。」とお願いをします。

十三仏がご先祖を護り導いて頂けるために私達はお祀りしてご供養をしているわけです。
それは、それはめぐりめぐって自分たちも護っていただいていることと同じなのです。

ご供養には十三仏が一番?

お彼岸には近しいご先祖様や関わりのあるすべてのご先祖様のご供養のために十三仏の仏様をお祀りされてはいかがでしょうか。
きっとご先祖様だけではなく、ご自分を護って頂けると思いますよ。

コインの裏と表

実は、裁判官の十王様と十三仏の仏様達は同じ仏様なのです。
お姿をその時々でを変えているだけなのです。
お地蔵様と閻魔様は同じ仏様なのです。ちょうどコインの裏表の関係です。
厳しくいさめてくれる顔と慈悲深い顔を共に持っているのが仏様なのです。
このお話は又別の機会にさせていただきます。